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2013年8月11日 (日)

身体と心で知る @なかの国際ダンスコンペ

猛暑まっただ中、8/7(水)@中野ゼロホール。
今年も、第15回 なかの国際ダンスコンペティションに、参加して参りました
今年は中高生5人、4組での挑戦でした。


コンクールで上位を狙うような子供達は、多くの場合、
学校の部活動や、勉強や、友達との生活に、大きな比重を置けません。
本人が望むのであれば、それはとても実り多いダンスとともに歩む人生です。
ただ、本人がダンス以外の生活を望むのであれば、
私はそれを犠牲にするべきではないと、そこから得られる実りもまた大きいと、
思うのです...

そんな指導思想のため、
ダンス・ハルモニアの生徒達は、中学生になると、恐ろしくレッスンが進みません
その中でコンクールに参加する意味を、指導者として自問自答しながらも、
生徒達自身の、「参加したい!」という希望に押されて、
今年も参加を決めました。
そして、4月からの作品創り、夏にかけての踊り込み、衣装創りと、
あっという間に8月を迎えました。

結果は、やはり、心身ともに、強さが圧倒的に足りないことを痛感させられ…
入選は果たせず 
けれど、残念ではありましたが、
5人それぞれに、それぞれの年齢と経験を経てこその、
とても意味のある何にも代えがたい一日となりました 



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初参戦のかりん&あみちゃん「You and Me/You or Me」
普段から仲が良く、会えばジャレ合っている二人
そしてビジュアルに恵まれた所も似ている二人。
その二人だからこその良さを最大限引き出すべく、
衣裳やウィッグでキャラクターを際立たせ、
後はひたすら弾けて踊りきる作品を創りました。
初参加でも気後れせず、準備も練習もしっかり乗り切って、
本番も期待いっぱい。とても良い流れで踊っていました・・・
が、最後に、あみちゃんに非常に残念な失敗が一か所
コンクールは、その失敗で全てがご破算になる厳しい場です。
楽しければ良い、という場ではありません。
なぜ、失敗をしたのか、それを流さずに、
ここから二人は何を学んでくれるでしょうか
デュオもこれが最初で最後。
これからのそれぞれの成長に期待しています







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二回目の挑戦、かすみん「gently cloudy merody」
今のかすみんの心に添える作品を、丁寧に、一緒に創りあげました。
昨年は記憶が無い位の緊張でしたが、
今年は緊張をしながらも、しっかりと地に足をつけて臨むことができました
しかし...
本番は大きな失敗はなくとも、本人にとっては納得いかない出来でした。
何故か?・・・それは、舞台が見えるようになったからです。
舞台上の空間をどう使って、どう踊るのか、それが明確に分かって本番に臨み、
だからそれを‘出来る’つもりでいました。
が、身体は緊張と高揚でいつもの通りではなく、
少しずつブレが出て、コントロールできない自分に、
本番の舞台上で出会ってしまったのです。それに気づけてしまったのです。
でも、ダンスはジェットコースター。
止まることは出来ず、修正できないまま、最後のポーズに。
袖で見ている私には、このかすみんの心の中が手に取るように感じられました
素晴らしい、成長です
舞台で踊るということの、本当の怖さを経験したのです。
ここからです



高校生の二人、あすみ、ふうか。
二人はそれぞれ高校でダンス部に入り、踊る場も仲間も広がって、
もうコンクールは望まないかな?と思っていたのですが、
参加の意思が強く、今年も参戦。
来年は受験生という年頃、ソロを創れる機会はもう多くはないと感じています。
その万感の思いを込めて、作品を創りました
忙しい学校生活の中、自分の成すべきことを見定めて、
自分の脚と手でコンクールの本番まで山を登ってくれました。
練習期間から当日まで、まったく、‘手がかからない’二人が、
頼もしく嬉しくも、寂しく、感慨深く 

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あすみ「Flower of My Garden」
これまでは、あすみから貰うインスピレーションは、自分探しの揺らぎ。
でも、今年は全く違うものを感じました。
自分ではなく、もっと大きな普遍的なテーマを感じました。
あすみ自身が、霧の中ではなく、光の中に出てきたということでしょう。
その強さと透明感を掬い取れるような作品を、目指しました。
練習では、見ている私は涙を堪えるのが必至な、良い踊りをしてくれました。
これが本番で、多くの方に見て頂けたらと、願っていました。
が・・・
今まで絶対に失敗したことがない出だしの得意なバランスが、上手くハマりませんでした。
でも、そこから、そのショックをひきずらず、見事に踊り切りました。
世界をちゃんと創り上げました。




20130807_163449ふうか「僕たちの詩」
ふうかには、これまでは、壮大な祈りのインスピレーションを掻き立てられていました。
でも、今年は、もっと身近でふうかの等身大の作品を創りたいと思わされました。
これも、ふうかが、誰かのためではなく自分のために、今の高校生活を瑞々しく生き切っているからでしょう。
小さい頃から‘頼りにされる’ふうかの、そうではない弾けた可愛い心が輝くような作品になりました。
力強く、しっかりと身体を使い切り、表情豊かに仕上がって、本番が楽しみでした。
本番は、大きな失敗はなく、まとめ上げて踊り切りました。
ただし、全体に‘80%の安全な感じ’が、勿体なかったかな。







そして。
二人とも、舞台から楽屋に向かう階段で、ハラハラと涙を落としました
「悔しくて」泣けてしまったのですね...
二人がこんな風に泣くのは初めてです。
初めて、本気で、自分の作品を想い、こう踊りたいと強く思い、そのための努力も出来た、ということです。
だから、「悔しい」のです。「悔しい」と思えるように成長してくれたということです。
それが私は嬉しくて嬉しくて...もう、十分です。
二人には、心から「ありがとう」と伝えたいです

これから、ダンスとどう関わって行くのか、それは二人それぞれの人生の問題です。
でも、今回のこの経験は、きっと何処でどう生きて行くにも、きっと二人を支えてくれます。
殆どの子供達はやがて成長し、ダンスと離れて行きます。
それでも、ダンスを創り踊る日々の中で、心身で知り得たものが、
それぞれの人生に豊かな実りをもたらしてくれることを、私は信じています


今年も、コンクールという厳しい場に出て行くことで、
私も生徒の皆も、沢山のことを学び、道を拓くキッカケを得ることが出来ました。
これも、ご家族のご理解とご協力があればこそ、です。
ほんとうに、心より深く、御礼申し上げます


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さて!ダンス・ハルモニアは、群舞シーズンに突入です!
ちびちゃん達も、もう走り出す準備万端なご様子
休んでいる暇はありませんね



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